自分の絵は好き、と書いてしまったせいか途端に絵が描けなくなった。真っ白な画面を眺めるだけで何も思い浮かばないしそもそも描く気がしない。
逆に、曲を作るのも自分の曲を聞くのも楽しくなってきてしまった。
きっと、本当は絵を描くのも作曲するのも嫌いでもあり好きでもあるんだろう。
しかしそれを好きと言ってしまうことで自分の気持ちに嘘をつくことになり、絵を描いたり作曲するのが好きな自分を演じようと無理強いするから嫌になるんだと思う。
そういえば最近何かで読んだんだけど、心理学の実験で、退屈な作業を被験者にやらせたとき、報酬が多いと退屈に感じ、報酬が少ないと楽しく感じるそうだ。
元々退屈な作業なのだから前者が退屈に感じるは当然だが、後者は報酬が少ないことが悔しいため自分自身に嘘をついて、楽しいと思うらしい。
このことと同じように、うまく自分を騙すことができれば絵も作曲も楽しくできるはずなんだろうけど…
逆に、高給な仕事はつまらなく感じやすいんだろうな。
勉強は、みんながつまらなそうにしてるから楽しめるということもあるかもしれないなぁ。「みんな勉強つまんないって言ってるけど、俺は楽しめるぜ~」という優越感に浸るというか。
なんだか難しいなぁ。