まろろむのへや

主に絵と曲を投稿しています。

テクノディスコ

 最近、自分が作曲がそれほど好きではない、ということに気がついた。元々作曲を始めた理由は、自分の作った歌を歌うのに伴奏が必要だったからだ。それをいつの間にか、作曲自体が好きだと勘違いしていたんだ。(でも今では歌を録音するのが面倒だし作るのに神経がいるので歌を作る気力がほとんどなくなってしまったが…)

 作曲を始めた当初、他の人の曲を聞いて不思議に思ったことがある。それは、ほとんどの人がインストばっかり作っているということだった。音楽って言ったら歌でしょ!と思っていたくらいに歌が好きだった自分にとってそれはちょっとしたカルチャーショックだった。しかし、DTMにとってインストを作るのは、特にベロシティなどのMIDI情報にこだわる必要のないテクノ系を作るのは楽だったので、次第に自分も流されていったのである。そして徐々に作曲が退屈で苦痛になっていった感がある。

 なぜ自分が作曲のやる気がしないのか悩みに悩んで出た結論がこれである。結局のところ、好きじゃないのなら好きじゃないんだ。自分のアイデンティティとして作曲にこだわりがあったから作曲を嫌いとは言えなかったんだ。

 しかしいくら嫌いと口では言っても、なんだかんだで好きなこともある。メロディはいつも自然に考えてるし、歌うのは好きだし、音楽の仕組みについて考えるのは好きだし、シンセのいじり方を勉強すること、FM音源について、シンセの音作りの仕方、ミキシングの仕方など知りたいことはたくさんある。

 そこまで好きではないけれど、そこそこに作曲と付き合っていけばいいのかなと思う。

 そうして久しぶりに曲を作ってみた。ニコニコの作曲講座を見て勉強したりしてちょっとはレベルアップしたかなと思う。