まろろむのへや

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五十音図を用いた短期記憶術

 今日は趣向を変えて、五十音図を用いた、思いついたことを忘れないようにするための短期記憶術を紹介したいと思います。

■どういうときに役に立つか?

・何か思いついてもメモをすることができないとき(お風呂や眠る直前、運転中、手が離せないときなど)。

・毎度毎度忘れてしまうようなとき。(石鹸の買い置きやシャンプーの詰め替えなど)

■どうやって記憶するの?

やり方は簡単、

①思いついたことやイメージを文章化または単語化する。

  例:石鹸を買う

②文章の中で特に大事なワードの頭文字のひらがなを意識する。

  例:石鹸→せ

③そのひらがなが五十音図のどこにあるかイメージして印をつける。

  例:「せ」は下の五十音図で言うと…

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  「さ行」の「え段」なのでこの位置だ!

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 こういう風に、五十音図上でどの場所にあったかを記憶しておくとかなり忘れにくいです。Wikipediaによると(記憶術 - Wikipedia)、

場所の記憶は動物にとって重要なため、長期記憶に保存されやすい性質を持っている。

らしいので、場所の記憶をうまく利用できた方法なんじゃないかなと思います。

■思い出すには…

 五十音図のどこに印がついていたかを思い出せばいいです。つまり「せ」の文字だけを思い出し、そこから連想して石鹸を買うということを思い出します。

 ということはこの記憶術には、ひらがなは思い出せるけど肝心の内容が思い出せないという欠点がありますが、「せ、せ、せ、ってなんだっけ…?」と考えてると意外と思い出せます。

■ひらがなが五十音図のどの位置にあるか想像できない…

 自分はこの記憶術を使う前、な行、は行、ま行あたりの位置をよく覚えてなかったのですが、

五十音図縦5マス×横5マスの正方形が2つくっついた図であるということ

 (そのため真ん中にラインを引きました)。

・な行までは右の正方形で、は行から左の正方形に移ること。

ということを意識すると想像しやすくなりました。

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 なので、例えば「め」はどこかな…と想像すると、は行の次の行のえ段なので

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 ここだな、と想像しやすいです。

■濁音、半濁音、拗音(ゃ、ゅ、ょなどの小さい文字を使う発音)を普通の発音と区別するには…

 これは自分なりにイメージして構わないし、そもそも普通の発音と区別しないで覚えてもいいと思いますが、一応自分なりの方法を書いておきます。

・濁音→黒色のイメージ

・半濁音→黄色のイメージ

・拗音→下に小さい○がついてるイメージ

で、それぞれひらがなの場所を記憶しています。

■記憶したいことが複数個あるときは…

 単純に、頭文字を並べて単語にして覚える(例:石鹸、シャンプー、携帯、枕→せしゃけま)というのも良いと思いますが、

 下の図のように、それぞれのひらがなの位置を線で結び、この線の流れを覚えるというのも良いと思います(この場合「せしゃけま」ではなく「けせしゃま」という順序で覚えますね)。

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■終わりに

 この記憶術は半年くらい前に思いついたもので、よく使っています。ネットで軽く調べてみても同じ方法の記憶術がヒットしなかったので(もしかして有用だと思ってるのは自分だけ…?)、思い立って書いてみました。少しでも皆様の役に立てれば幸いです。初めてこういう記事を作成したのですが、自分の文章や図がちゃんとした記事に見えて作成していて面白かったです。ここまで読んで下さって本当にありがとうございました。